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ドクターマルスと365日 第2話 人造人間現わる!



「トモエとアルセウスに勝つためにはこの私の天才的頭脳を惜しげもなく使う必要があるであーる……」

 彼女、丸栖優香ことドクターマルスは研究所でとあるロボットを作っていた。

「おーい、トモエたちはロキード山に向かったぞ~……て、何やってんだ?」

 それは聞こえてはいけない声。
 ここは悪の秘密結社ダークプリズンの本拠地であり、マスタープリズンの研究所、そこに全く無関係のはずの男が侵入している、それは由々しき問題だ。
 ドクターはペンチを持ってワナワナと震えると、大声を上げてその声の主を指さした。

「なんで貴様がここにいるであーる!? 作者!?」

 そうそこにいたのはこの作品の作者だった。
 この作者の神出鬼没具合はよくわかっているが、ついに前振りなく現れたことにはドクターも驚きと怒りを隠せない。
 
「こまけぇこたぁどうでもいいんだよ、でトモエたちはロキード山に向かったぞ?」

「わかっているであーる! そのためにこんどこそ負けないために我が魂を込めて最高傑作を造っているのであーる!!」

 ドクターマルスの意気込みはものすごかった。
 これまでの彼女の戦績は対トモエ&アルセウス戦、実に三戦全敗であった。
 この由々しき事態には自称大天才のドクターマルスも黙っていられない。
 早速彼女の頭脳を集結した、最強の人造人間を開発しているのだ。
 
「ほお……見たところ人型か……○カイダーとか○ャシャーンとかか?」

「そんな私が生まれる前のロボットなど知らんである!」

「うん、俺は一応見たけど生まれる前の作品だからな」

 これ以上は作者の年齢がバレてしまうため、伏せておこう。
 少なくとも上記のロボットたちよりは年下だ。
 すでにドクターの開発しているロボットは40%ほどが完成しているようだったが、まだどのような外見になるかは不明だった。
 
「……ふむ、ならばあえてねぇよなロボットでトモエたちの度肝を抜かしてみんか?」

 作者はふとなにかイメージが湧いたのかドクターに提案をする。
 どうせロクでもないことだろうと、作者のセンスは初めから信じていなかったが作者が即興で描いた絵を見ると、目の色を変える。
 
「……悪くないであるな」

「だろ?」

 ドクターは作者の絵を見ると割と乗り気になっていた。
 それには珍しく意見が合ったこともあり作者はにやりと笑っていた。

「……しかし、何故に美少女型?」

「え? いや……だって……ロマンだろ?」

「……まぁ、ロマンであろうな……うん、私も可愛いのは好きである」

 なんと作者が描いた図面の絵は美少女型ロボットであった。
 昨今のマニアックな業界のデザインと比べるといささか地味であったが、よもやポケノベにそんなマニアックなジャンルが出てくるとは誰も想像出来まいと作者はニヤリとしていた。
 
「かわいい姿でトモエを惑わし、メロメロの好きにズドンだな」

「メロメロは死語であるが、面白い案である」

 作者にしては意外にセンスがいいではないかと同意する。
 だが、攻撃されて傷ついたりしたら親心的に嫌だなぁ……とドクターも思った。

「とりあえず、お前の頭脳で出来る限りのことをやりつくせ、そう余すことなく」

「言ってくれるであーるが、もちろんそのつもりであーる! この天才、手抜きなどしないである!」

 ドクターはそう言ってやる気をだすと、すぐさま人造人間の開発にはいった。

「じゃ、その間に俺はベトベトンの育成でもしようっと」

「お前そろそろハートゴールド持っているんだから、そっちで育成しやがれであーる」

「でもプラチナの方が努力値入れるの楽だもん」

 作者はどこから取り出したのかニンテンドーDSを取り出すと、ポケモンをプレイし始めた。
 こいつ、作中でまで私事持ってくるのかと呆れながらも、すぐさま人造人間の開発を進めるのだった。
 
 そして次の日。

「ふぅ……我が最高傑作が完成したであーる、見ろ作者よ!」

「なぁ、それよりべトンてやっぱりヘドロ持たして特殊受けの方が良いと思うか?」

「ええい! 知らんである! それより見てみろ!」

 ドクターは苛立を見せて、作者をまくし立てると仕方なく完成させたロボットを見た。

「これぞ我が最高傑作、スーパーウルトラデラックスハイパーメガトンロボ四号機、アリサであーる!」

「おお……なんていうか、可愛いな」

「うむ、親ばかと言われても構わない……可愛すぎるである!!」

 ドクターは多少過剰に表現しているのであしからず。
 しかし、その可愛さは作者にも好評のようだった。
 すでに完成した人造人間アリサは今はまだ眠っており、ドクターの起動が待たれる。

「……やっぱり履いているのか?」

 ドゲシッ! 作者が下らないことを言った瞬間ドクターの蹴りが作者の顔面に炸裂した。
 履いてるとか履いてないとデリカシーが無いことをいうと、今後も蹴られるので作者には筆者も厳重注意だ。
 
「では……起動するである」

 ドクターが静かに電源を入れると、駆動音もなく静かに人造人間アリサは目を開けて立ち上がった。
 その容姿は、ほぼ作者の提案した絵の通りであり、アリサはゆっくりと目を開くと周囲を見渡し、目の前に立つドクターたちを注目した。
 
 人造人間アリサ……それはロボットというにはあまりに美的に追求されすぎた容姿だと言えよう。
 160センチそこそこのドクターに比べると随分小さい身長で、緑色の髪はロボットだからこその奇妙な髪型で目はアンバランスな黄緑。服装は博士が作った特殊なスーツで、デザイン面にも非常に凝っており、ほぼ全身スーツであるが黒と赤というドクターマルスを象徴するツートーンカラーのスーツはお洒落なだけでなく、耐熱、耐寒、耐摩耗、耐衝撃などあらゆる戦闘におけるダメージ要因に強い優れもの。
 半分作者の趣味がはいったのか、短ズボンのため、生足がさらけ出されて否応なく作者そこに目が行ってしまうが、そこはドクターの裏拳一発で作者を沈黙させる。

 スーツ同じ素材出来たベレー帽はモンスターボールの刺繍が入り、それそのものは単純にただのお洒落であった。
 頬に三角形のシールのようなものがあり、それが唯一のロボットと人間の識別だろうと作者は推測する。
 
「ここは?」

 アリサが初めて言葉を放った。
 正直それにはある程度予想がつきながらも作者も驚いた。

「喋った! リンが喋った!? 何者なんだ……アンタ?」

 軽い衝撃を受けた作者は思わずボケてしまった。
 それくらいアリサが喋ったことは作者には衝撃的だったのだ。
 そう……それは主に可愛いという意味で。
 
「お~! 我愛しのアリサよ! 私がお前を造った大天才ドクターマルスである!」

「博士?」

「そうである! まぁ敢えて言うなら私はお前のお母さんという見方もあるが?」

「博士でママロボ? だったらそっちの男の人はパパロボね!?」

「はぁ!? ぱ、パパァ!? て、ちょっと待てっ!?」

 アリサはドクターマルスをママだと認識すると、当然のようにいた作者をなんと、パパだと思ったようだ。
 さすがにこの展開には作者もサプライズ満点過ぎて、度肝を抜かされた。
 ボケるとかそういう云々以前、もっと超絶的な物を見た気分だった。
 
「ちょ、ちょっと待つである! そいつはパパでは!?」

「パパ♪ 初めましてアリサでありますです♪」

「え……あ、えと……作者です」

 アリサは嬉しそうに作者の前に立つと、手を背中に向けて、体を傾かせて作者に笑顔を向ける。
 どうにも未だにカルチャーショックの抜けない作者は戸惑い気味に、挨拶を返した。
 そしてドクターはというと、何故こうなったと衝撃を隠せない。

「アリサァ~……冗談と言ってくれであーるぅ……そんな男を夫とは私は断じて認めんであるぅ~……」

「いや、俺もお前みたいな妻は嫌だから、まぁアリサちゃんみたな娘なら大歓迎だけどな」

「おのれぇぇぇ!! ぜーーったいに娘はやらんであーーるっ!!!」

「もう! パパもママも喧嘩はやめるロボ!」

 元々それほど作者とドクターマルスは仲が良かったわけではないが、ふとしたことからちょっと仲が気まずくなってしまってしまったのは仕方がないだろう。
 というか、パパママ設定は書いている筆者ですら、衝撃的だったのだ……事情を知りさえしない作者ではどうしようもない衝撃だろう。

「……で、アリサはどういう性能なんだ?」

 今回ばかりは自分からボケたら収集がつかないと感じたのが、珍しく真面目に作者がドクターにアリサの性能を聞いた。

「……むぅ、ふむ一応説明してやるであーるか」

 アリサの性能の説明は簡単に行う。
 目は実に120メートル先までも鮮明に映し出す超高解像度カメラ、しかも手ぶれ補正は完璧。
 更に知能はIQ120程度……高いかどうかはわからない。だが頭の中にネット接続機能をもっているので、随時最新ネタも彼女の頭が送信している。その記憶容量は120テラバイト! 高いか低いかはやっぱり微妙だ!
 その足は地面を時速600キロで走り、ジャンプすれば最高点地上10メートルにも及ぶ。
 腕力もすごく、なんと2トンの重量を支え、そのパンチは大岩を砕き、その蹴りは鉄骨ですらへしゃげる威力。
 喜怒哀楽を初めから搭載しており、まるで人間同様に笑ったりもちろん泣いたりだってするぞ、でも味覚はないから食事はしないの勘弁な!
 実は頬の三角形のシールはなんの意味も無いんだ、なんで付けたのかはロボットっぽいって理由らしいぞ!

 さすがドクターマルスだ、マニアックに変なところでこだわっているぜ! でも所々微妙なのはなんでだ!?

「ふむ……俺はすでに可愛さだけで悩殺ノックアウトされているんだが……トモエと戦えるのか?」

「当たり前だ! 私の造ったアリサだぞっ!?」

「トモエって誰でありますですか?」

(アリサの口調って……どうにかならんのか?)

 さっきから妙に変な口調には作者も戸惑っていた。
 個性のつもりか識別のためか……やっぱりドクターマルスの趣味はわからんと、作者は唸るのだった。

「トモエは我が宿命のライバルである! お前はそのために創られたのである!」

「……今回は一つアドバイスをやるよ、プレートをトモエたちより先に手に入れろ、プレートのことを知っていればそれだけあいつらに勝つチャンスが増える」

「プレート……であるか、分かったである」

 作者は何を思ったか、打倒トモエのためにプレートの話を持ちかけた。
 プレートのことはドクターマルスも知っている。
 あのプレートによりアルセウスはパワーアップしている、それはとても厄介だ。
 だとすると、作者のいうように先に手に入れた方がいい。

「ロキード山まで送ってやるよ、そこからは頑張りな」

「ふむ……今日の作者は様子が真面目だし、頼ってやるである」

「じゃ、頑張るロボ♪」

 それはトモエとの決戦前夜か?
 今日こそトモエとアルセウスに勝つことができるのか?
 頑張れドクター! 負けるなドクター! 豚も煽てりゃ木も登るさ!

「それ、負けフラグであーるっ!?」


テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

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Author:KaZuKiNa
KaZuKiNaといいます。
小説書いたり、ゲームプレイしたり。
あ、熱帯魚とかも飼ってます。
色々、自由気ままにやってます。

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