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9つの星の元に 第1話『星の導き』―01

9つの星の元に


太陽系連邦星暦……通称星暦2208年。

人類が地球の外に出て文明を宇宙へと広げ外宇宙の民と交流を開始していた時代。

様々な民族が、太陽系に住み着いて20世紀余り……。

様々な問題を孕みながらも、太陽系は8つの惑星を元に繁栄を謳歌していた。




第1話 『星の導き』


『地球―月間 スペースコロニー:BO1104コロニー』

太陽系第三惑星地球とその衛星月を結ぶ、中継コロニーBO1104コロニー。
その宇宙港に、小さな貨物宇宙船が1隻あるのだった。

「……こいつを地球にねぇ」

宇宙貨物船スペースマゼラン号唯一のクルーである『デイズ』という少年は貨物船を眺めながら出発の準備を進めていた。


……人類が宇宙に進出して20世紀以上が過ぎていた。
人類は宇宙から月へ火星へとその生活圏を広げていったのだ。
そんな中、外宇宙とのコンタクトにより太陽系は外宇宙からの訪問者『宇宙人』たちがやってくることとなった。
やがて、外宇宙からやってきた宇宙人たちの太陽系移民が始まり、地球を本星として太陽系連邦が誕生し、太陽系の惑星には多くの民族が住み、そしてその星へと帰化していった。
太陽系連邦は穏やかにその繁栄を広げ、すでに地球人も宇宙人の一種として活動をする時代。
だが、人類が8つの惑星といくつかの衛星に住処を広げた時代。
火星を母星とする火星移民の子孫たち、マーズノイド(火星人)たちが反太陽系連邦を表明し、地球へと宣戦布告を行った。
他星系はこの事態に静観を決め、地球と火星のぶつかり合いの中……膠着状態にはいり2年目……。
宇宙はとりあえず一様に平和ではあった。

そんな中、この貨物船スペースマゼラン号の唯一のクルーにしてキャプテンのデイズは月から送り主不明の荷物を持って地球へと向かおうとしていた。
デイズ……地球型宇宙人、すなわち地球人系の種族。
デイズは何十世紀と経っても基本的に変わらない地球人系宇宙人だ。
まだ大人というには幼く、アジア系の肌、髪、目を持ち、身長は160センチ強。
宇宙という環境ではあるが、重力や気圧があるためその格好はカジュアルであり、未来人や宇宙人をイメージするそれとは異なった。

「……っと、そろそろ出発するか」

デイズは腕時計で時刻を確認すると宇宙船へと乗り込み、地球へと航路を向けるのだった。



依頼主も送り主も不明の謎の荷物……。
ただ単に1メートル大の大きな箱を地球まで運ぶだけの簡単なものだった。
中身は知らされていないし、空けることも禁止されている。
まぁ、フリーの運び屋ってたってプロ魂はある、決して見ることはねぇがな。

俺は燃料を確認し、座標位置を確認すると船のロケットに火を付け地球を目指した。



……月から地球へと到達するのにかかる時間は31時間。
旧式船の俺の船じゃ、月から地球でも1日以上かかっちまう。
俺はコクピットで安眠マスクを付けると、眠りにつくことにした。


……それから12時間くらいが経過した時だった。


「――検問か?」

地球へと向かう中、突然『スペースゲート』を発見する。
スペースゲートとは、宇宙空間に設置される検問で、基本的に宇宙空間では航行路というものに沿って移動するため、宇宙空間にでも検問を設置できるのだ。
俺は宇宙船のスピードを落とし、検問に差し掛かったときだった。

ビービービー!

『そこの貨物船! 停止せよ! 繰り返す!』

「おいおい……冗談だろ?」

突然、検問に引っかかっちまう。
嘘だろ、俺の船には怪しい物なんて無いはずだぜ?

とはいえ、止められちまったものは仕方が無い。
俺は船を停止させ、検問の人を中に入れて潔白を証明することにした。
……だが、こいつが潔白を証明とはいかない事態へと変貌するとは、この時とても思っていなかった。


「あなたがこのシップのキャプテンですか?」

「ああ、そうだよ。俺の船には変なもんなんて積んでないはずだぜ?」

「それはこちらが判断します! あなたは余計な動きをしないでください!」

俺を足止めし、検問をしたのはあろうことか、地球の婦人警官だった。
茶色いショートヘアーに、黒い毛、そして肌色の肌。
たしかアジア系だっけか?
ボンキュッボンとは全くいかなくむしろ貧相なくらいだが、それなりに可愛かった。
が……別のところで問題があるんじゃないか?

「警察さんさぁ、あんた何歳? 大人にゃ見えないんだが?」

「それはあなたに言われたくはありません! それに私はたしかに17歳ですがすでに連邦警察の一員です!」

こいつぁ恐れ入った、17歳で太陽系連邦の連邦警察か。
婦警さんはとりあえず優秀なのか、手際よく船内を調べていく。
そして、貨物室へと入った時だった……。



                                                第1話 つづく

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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小説書いたり、ゲームプレイしたり。
あ、熱帯魚とかも飼ってます。
色々、自由気ままにやってます。

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