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9つの星の元に 第1話『星の導き』―02

「貨物室ですか・・・」

「地球へと運ばれる荷物だよ」

俺の船はそんなに大きい物じゃない。
貨物室もそんなにスペースはとれないため、広さは4トントラックの荷台より少ないか位だ。
その中にはちらほらとコンテナや箱が置いてある。

「・・・コンテナは特に問題ありませんね」

「当たり前だ、その中身は食料品だ。そっちが衣料品」

俺はコンテナの中身を婦警さんに教える。
面倒だからさっさと終わらせたい。

「あの箱は?」

「! ありゃあ・・・昨日受け取った荷物だ。中身は知らない・・・」

婦警さんが指した箱は昨日BO1104コロニーで受け取った箱だった。
中身は見ないよう言われていたし、気にしてなかったな・・・。

(て・・・まさか・・・)

ふと、頭に嫌な予感が過ぎる。
そういえば、あれだけ中身知らないんだよな・・・。
もしかして麻薬とかねぇだろうな・・・?

婦警さんは外からX線かなんかの機械で中身を調べると、顔を険しくしていた。
その顔を見て俺の顔は一層険しくなる。
面倒ごとを抱え込んだ物ってぇことか?
鬱陶しいなぁ・・・ただでさえフリーの運び屋はこの時代厳しいってのに。

『みつけた』

「「?」」

突然『みつけた』と声が聞こえた。
俺と婦警さんは顔を見合わせる。

「何か言いましたか?」

「そっちこそみつけたとか・・・」

「「???」」

両者首を傾げる。
一体今の声はなんだったんだ・・・?
婦警さんも不思議そうな顔をしていたが、とりあえず職務に戻り、箱をあけようとする。
ゆっくりと蓋が取られ、その中に入っていたのは・・・。

「・・・え?」

「!? これは?」

箱の中に入っていたのは麻薬でも銃器でもなかった。
中に入っていたのは・・・ひとりの女性だ。
160センチくらいの大人の女性が体育座りのような姿勢で箱に横に詰められていた。
眠っているのか死んでいるのか目を瞑っており、微動だにしない。
緑色の髪をしており、その時点で地球人系宇宙人……人族とは違うと予想できるが。

「・・・生きているのか?」

「生きてます・・・生命反応がありますから――って、なんで私に聞くんですか!?」
「それよりこれはどう言うことなんですか!? 説明願いますっ!!」

「説明っつてもなぁ・・・俺ぁ荷物のことは知らされてないし」

はっきり言って説明のしようもない。
とはいえ、連邦警察にそんな御託が通用するわけもねぇしなぁ・・・。

「詳しい話は署で聞きます! ご同行願いますよ?」

「俺は運んだだけで無関係だぜ?」

と言っても聞く耳なんて持ってはもらえないだろう。
とりあえず連邦警察の宇宙ステーションに連行されるんだろうな。
まぁ、それはいいが・・・たく、面倒な物押し付けられたもんだぜ。

(にしてもこの女性・・・一体何者なんだ?)

見たこともない女性・・・何故眠ったまま俺に地球まで運ばせたのだろうか。
・・・どうだっていいか、そう言った事件的なことは連邦警察に任せればいいだろう。

『ここにいた』

「「!?」」

「また・・・」

「一体なんだ・・・?」

今、たしかに聞こえた。
ここにいた・・・?
一体何がだ・・・一体誰なんだ?

「一体なん――っ!?」

声が聞こえた瞬間だった。
突然の閃光、そして・・・。

ズガァァァァン!!!

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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KaZuKiNaといいます。
小説書いたり、ゲームプレイしたり。
あ、熱帯魚とかも飼ってます。
色々、自由気ままにやってます。

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