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9つの星の元に 第1話『星の導き』―03

「!? キャアッ!?」

あまりに突然だった。
周囲に待機してあった地球連邦の船が一隻爆発したのだ。
閃光と衝撃が俺の船にまで襲い掛かる。

「ど、どうなっているの!? SF04、状況を報告せよ!」

『遠距離からの砲撃! 火星軍です!』

胸元に付けられたトランシーバーで近くの連邦警察の船からの情報が流れた時、俺の顔は青ざめたこと間違いないだろう。

「か・・・火星軍だと!? 嘘だろっ!? ここら辺は地球軍のエリアだろ!? なんで火星軍が現れるんだよ!?」

「落ち着きなさい! 今は戦争中なのよ・・・真に安全な場所なんて存在しないわ」

「だ・・・だからって!」

焦る俺に対して、冷静な態度を保つ婦警さん。
冗談じゃない・・・俺の船なんて軍艦の砲撃喰らったらイチコロだぞ?
いや、こいつらだって軍隊じゃない連邦警察の兵力なんてたかが知れてる。

(クソ・・・ついてねぇ! こんな所で藻屑になるなんて!)

俺は既に最悪の事態が頭を過ぎっていた。
スペースゲートを取り囲むように展開する火星軍。
その艦数7隻。
こちらは軍艦ですらないというのに3隻。
どう考えても勝ち目は無い。
逃げようにもここは宇宙・・・脱出ポッドがあるにはあるが・・・。

(落とされない保証は無い・・・)

「急いで地球軍に緊急要請、それと同時にこの場を離脱! あなたは私と来なさい! こんな貨物船じゃイチコロだわ!」

「くそっ・・・それしかねぇかよ!」

俺は口惜しいがこの船を放棄することにした。
だが、事態は更に最悪の展開を見せることとなる。

ズガァァン!! ズガァァン!!

「!? なに・・・爆発!?」

突然、火星軍の戦艦が次々と爆発していく。
こちらからの攻撃ではない・・・地球軍の援軍が来るには速すぎる。
一体なにが・・・?
婦警さんもことの事態には目を丸くしていた。

「え・・・SF04一体何が起こったの!?」

『わかりません・・・自爆したとしか――っ!? な、なんだこいつら!?』

「? どうしたのSF04」

『しょ、正体不明の・・・!?』

ズガァァァン!!

『ザザザザザザザァ!!』

目の前で連邦警察の船が爆発。
直後、婦警さんの胸元に付けられたトランシーバーからは嫌なノイズ音のみが流れた。

「お、応答せよSF04! SF04!」

「嘘だろ・・・ど、どうなってんだよ!?」

全く理解が出来ない。
突然火星軍も連邦警察も次々と船を爆砕させてしまった。
いきなりの火星軍の攻撃の次は、いきなりの沈黙。
場はあっという間に俺のスペースマゼラン号を残すのみとなってしまった。
だが、次の瞬間にはこの船も危険なのだと俺は痛感する。

「――!? な、なんだこいつら!?」

「・・・・」

突然、船の中に黒い人型の何かがいた。
真っ黒な身体で、サルのように長い腕、足は無くスライムのよう。
一言で言えば・・・化け物だった。

「・・・!」

「っ!? きゃあっ!」

ズガァァン!!

突然黒い何かは腕を振り回して、辺りを攻撃し始めた。
船が縦に揺れたとき、爆発が鳴り響く。
一発でわかったことは、爆発した場所が機関部だということだった。
次の瞬間、俺の行動は決まっていた。

「くそったれ! 婦警さんこっちだ!!」

俺はとりあえず箱に詰められた謎の女性を背負うと俺は婦警さんを連れて船の最後尾を目指した。
本能が叫ぶ。
逃げた方がいい、と。

「脱出ポッドだ! 本来は一人乗りだが我慢してくれよ!」

「に、逃げ切れるのっ!?」

「わからねぇが他の船はやられた! やりあうよりマシだ!!」

俺たちはひとり乗りの脱出ポッドに無理やり3人入り込んで船を脱出した。
次の瞬間外を見ればそれは爆砕する俺の船だった・・・。

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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小説書いたり、ゲームプレイしたり。
あ、熱帯魚とかも飼ってます。
色々、自由気ままにやってます。

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