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9つの星の元に 第1話『星の導き』―04

ズガァァァン!!

爆発の衝撃で脱出ポッドが吹き飛ばされる。
強い衝撃がぎゅうぎゅう詰めの脱出ポッドを襲うが、なんとか無事だ。

「え、SOS信号は出せるんでしょうね・・・?」

「当たり前だ・・・と、そ・・・このボタンを・・・と!」

「きゃあっ!? 変なところ触らないでよ!」

「だぁ! 狭いんだよ仕方ないだろうがっ!!」

なんせひとり乗りの脱出ポッドだ。
無理やり3人乗っている状態だから、何かしら触ってしまうのも仕方が無い。
・・・もっとも何処を触っているのかはさっぱりわからんが。

「・・・後は救助されるのを祈るのみだな」

「・・・・」

どうしようもなかった。
ある日突然、訳の分からない箱を地球まで運ぶよう言われたら、検問に引っかかって強制連行だ。
そうしたらいきなり火星軍に襲われそれどころじゃなくなり、これも謎の何かに襲われて次々と爆砕。
挙句の果てに俺の唯一の移動手段である宇宙船スペースマゼラン号も爆発しちまった。
そして今・・・ぎゅうぎゅう詰めの脱出ポッドに押し込まれた状態か。

(思えば・・・あの声はなんだったんだ?)

『みつけた』『ここにいた』。
この二つの言葉が頭に残る。
誰の声だったのか、一体なんだったのか。
ただ、この言葉たちの次に待っていたのは予想外の出来事だった。





・・・・・・・。




・・・何かが見える。
これは・・・宇宙?
体が無い・・・視線が動かせない。
何も感じない・・・これは夢?

真っ黒な宇宙に光る点が広がる。
銀河だ・・・この宇宙に広がる広大な銀河。

これは一体何なんだ?
広がる銀河・・・穏やかで平穏な無の空間。
一体・・・どうしてこんな夢を?

『宇宙が危機に瀕している・・・』



「――っ!?」

意識が覚醒する。
目を開け真っ先に見えたものは船・・・だった。

「船・・・? 救助船か?」

「気づかなかったわけ? 救助船よ・・・たしかに・・・ね」

婦警さんの顔がわからないが言葉が浮かない。
なんだ・・・一体・・・どういうことだ?

謎の夢を見て目を覚ました。
船は俺たちを手際よく回収した時、婦警さんの浮かない顔が理解できたのだった。




「――名前は?」

「・・・デイズ」

「フルネームで答えてもらいたい!」

憂鬱だった。
どうせならどちらかっつうと地球軍に助け出されたいものだ。

「聞こえているのか!?」

「・・・デイズはデイズだ。これでフルネームだよ」

助け出されたというのに、いきなりボディチェックをされ、しかも尋問される。
俺たちを助けたのは、火星軍だった。
軍服を着た軍人・・・助けられたというより捕まったという方がしっくりくるよな。

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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KaZuKiNaといいます。
小説書いたり、ゲームプレイしたり。
あ、熱帯魚とかも飼ってます。
色々、自由気ままにやってます。

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